木楯に取る(読み)こだてにとる

精選版 日本国語大辞典 「木楯に取る」の意味・読み・例文・類語

こだて【木楯】 に 取(と)

① 身を隠しかばうものとして用いる。間に合わせの楯とする。
※長門本平家(13C前)八「宇治橋男柱をこだてに取て、命も惜しまず戦ひけり」
口実にする。だしに使う。
浄瑠璃・鎌田兵衛名所盃(1711頃)上「内裡をこだてにとられては、我朝敵と成斗」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android