末の秋(読み)すえのあき

精選版 日本国語大辞典 「末の秋」の意味・読み・例文・類語

すえ【末】 の 秋(あき)

秋の終わり。晩秋。《季・秋》
菅家文草(900頃)六・九日後朝同賦秋深「年有一秋秋有三、就中季白(すゑのあき)意難堪」
※俳諧・此ほとり(1773)一夜四唫の巻「雪に似て寒ふはあれと窓の月〈嵐山〉 捨扶持囉(もら)ふ末の秋かな〈蕪村〉」

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