朽木座(読み)クチキザ

デジタル大辞泉 「朽木座」の意味・読み・例文・類語

くちき‐ざ【朽(ち)木座】

仏像台座の一。朽ちた木の根を用いて、岩の形に作ったもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朽木座」の意味・読み・例文・類語

くちき‐ざ【朽木座】

〘名〙 朽ちた木の根を利用して、岩の形に作った、仏像の台座。岩座。京都三十三間堂の二十八部衆の台座など。

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世界大百科事典(旧版)内の朽木座の言及

【台座】より

…また蓮の葉を象った台座を荷葉座(かしようざ)といい,主として天部像などに用いられる。(3)岩座(いわざ) これは岩石の形に造った台座で,朽木を岩に見立てて用いることもあり,朽木座の称もある。岩座の系統に属するものに洲浜座や瑟瑟座(しつしつざ)がある。…

※「朽木座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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