浮選機(読み)ふせんき(英語表記)flotation machine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浮選機」の意味・わかりやすい解説

浮選機
ふせんき
flotation machine

浮遊選鉱を連続的に操業する装置。気泡発生機構がついているが,その機構の種類によって,(1) 機械かき混ぜ式,ファーレンワルド浮選機,(2) 空気吹込み式,SW型浮選機,(3) 併用式,アジテア浮選機など,いろいろの型式がある。機械かき混ぜ式が一般に使われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の浮選機の言及

【浮遊選鉱】より

…硫酸や消石灰などのpH調節剤もHおよびOHイオンの働きにより鉱物を活性化または抑制し,浮遊を制御するのに使われる。
[浮選機]
 鉱石や石炭の浮選に使われる浮選機flotation machineとしては機械かくはん式がもっとも一般的である。機械かくはん式浮選機は,機械かくはん翼と相対する固定翼との作用により,送気または自吸により外部から導入された空気をせん断・分散するとともに,パルプを適度にかくはんするしかけになっている。…

※「浮選機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android