装置(読み)そうち

精選版 日本国語大辞典 「装置」の意味・読み・例文・類語

そう‐ち サウ‥【装置】

〘名〙
① (━する) ある目的のために、機械道具設備などを備えつけること。しかけをすること。また、そのしかけや設備。こしらえ。
舎密開宗(1837‐47)内「酸素瓦斯中にて物を爇けば其容縮む試法の装置は世に造る者多し」
明暗(1916)〈夏目漱石〉一五五「自動車の前側に装置してある巨大な燈光を満身に浴びて立った」
② (「ぶたいそうち(舞台装置)」の略) 舞台に設ける大道具小道具照明などの設備。
※東は東(1933)〈岩田豊雄〉「いかなる省略的装置も差支へないが」

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デジタル大辞泉 「装置」の意味・読み・例文・類語

そう‐ち〔サウ‐〕【装置】

[名](スル)
ある目的のために、機械・器具などをそなえつけること。また、その設備。「濾過ろか器を装置する」「安全装置
舞台装置のこと。
[類語]装備備える備え付けるしつらえる設ける設備設置完備施設機械機器機具器具利器機関からくり仕掛けマシンメカニズム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「装置」の読み・字形・画数・意味

【装置】そうち

しかけ。

字通「装」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の装置の言及

【データ端末装置】より

…コンピューターとのデータの入出力を,通信回線を介して遠隔から行うための装置。データ端末装置は各種の入出力部と,コンピューター本体との間の通信を制御する端末制御部から構成される。…

※「装置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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