砂・沙(読み)すな

精選版 日本国語大辞典 「砂・沙」の意味・読み・例文・類語

すな【砂・沙】

〘名〙 岩石が崩壊してできた細かな粒。ふつう粒径が一六分の一ミリメートルから二ミリメートルのものをいい、粗粒砂・中粒砂・細粒砂・微粒砂などに細分される。また、莫大な量や無価値なもの、味気ないものの比喩として用いることもある。砂子(すなご)
名語記(1275)六「いさごをすなとなづく、如何。答、すなはしくにはの反。庭のしきすなごといへる義にや」

す【砂・沙】

語素〙 すな。「しらす」「すばしり」など。
[補注]「しらす」「すばしり」などの「す」の語源が同じものであるかどうかは、やや問題が残る。それらには「洲」の字があてられる場合も多い。

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