デジタル大辞泉 「問題」の意味・読み・例文・類語
もん‐だい【問題】
2 批判・論争・研究などの対象となる事柄。解決すべき事柄。課題。「そんな提案は
3 困った事柄。厄介な事件。「新たな
4 世間が関心をよせているもの。話題。「
[類語](1)問い・題・設問・設題・クエスチョン・質問・発問・諮問・問答・疑問・質疑・押し問答・水掛け論・禅問答・一問一答・自問自答・質疑応答・聞く・問う・尋ねる・
一般に答えを必要とする問い、課題をいう。事象のあり方や生起の理由、原因などを「なぜか」と問うように、人間にはおのずと問いが生まれる。だが、問題は、文化、文明や主体の関心、探究心の程度によりさらに意識的となり、また、実用性を離れて純理論的となる。問題は答えを要求するが、一つの問題の解決は進んで新しい問題を生みやすく、ここに知識や認識の深化・拡大がみられ、さらに解決の方法、手段の確立、体系化により、問題は諸個別科学の分野を生んだ。
哲学は、科学的問題や解決の方法の性格の解明と同時に、科学と哲学の問題の異同の明確化自体を重要な課題とするが、哲学的問題の対象が、世界、知識の可能性と限界、人間の生とその生き方などのように異なるに応じて、存在論(形而上(けいじじょう)学)、認識論、倫理学などの分野が分かれ、科学よりも普遍的、根源的、全体的な問いが予想される。
[杖下隆英]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新