問題(読み)モンダイ

デジタル大辞泉の解説

もん‐だい【問題】

解答を求める問い。試験などの問い。「数学の問題を解く」「入試問題
批判・論争・研究などの対象となる事柄。解決すべき事柄。課題。「そんな提案は問題にならない」「経済問題」「食糧問題
困った事柄。厄介な事件。「新たな問題が起きる」
世間が関心をよせているもの。話題。「問題議員

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大辞林 第三版の解説

もんだい【問題】

答えさせるための問い。解答を必要とする問い。題。 「算数の-を出す」 「英語の-を解く」
取り上げて討論・研究してみる必要がある事柄。解決を要する事項。 「それは-だ」 「 -を解決する」 「大臣の失言を-にする」 「 -点を整理する」
取り扱いや処理をせまられている事柄。 「就職の-で悩んでいる」 「それとこれとは別-だ」
世間の関心や注目が集まっているもの。噂うわさのたね。 「 -の人物」
面倒な事件。厄介な事。ごたごた。 「 -を起こす」
[句項目] 問題にならない

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

問題
もんだい
problem英語
Problemドイツ語
problmeフランス語

一般に答えを必要とする問い、課題をいう。事象のあり方や生起の理由、原因などを「なぜか」と問うように、人間にはおのずと問いが生まれる。だが、問題は、文化、文明や主体の関心、探究心の程度によりさらに意識的となり、また、実用性を離れて純理論的となる。問題は答えを要求するが、一つの問題の解決は進んで新しい問題を生みやすく、ここに知識や認識の深化・拡大がみられ、さらに解決の方法、手段の確立、体系化により、問題は諸個別科学の分野を生んだ。
 哲学は、科学的問題や解決の方法の性格の解明と同時に、科学と哲学の問題の異同の明確化自体を重要な課題とするが、哲学的問題の対象が、世界、知識の可能性と限界、人間の生とその生き方などのように異なるに応じて、存在論(形而上(けいじじょう)学)、認識論、倫理学などの分野が分かれ、科学よりも普遍的、根源的、全体的な問いが予想される。[杖下隆英]

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精選版 日本国語大辞典の解説

もん‐だい【問題】

〘名〙
① 答えを求めるための問い。解答や教えを要求する問い。質問。
※中右記‐長治元年(1104)八月一日「法事了論義、問者興福寺経禅、有表白詞、但問題許也」
※河海抄(1362頃)序「問題を左右にたてまつらしめて論談のかちまけをあらそはせられ」
② 批判や論争、または研究の対象となる事柄。解決しなければならない事柄。〔哲学字彙(1881)〕
※濁った頭(1911)〈志賀直哉〉一「宗教上の問題などには全く自信のない人間だったのです」
③ 心にとめて考えるべき事柄。注目すべき点。
※茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉髯の有無「実際髯(ひげ)などは何(ど)うでも可い、問題(モンダイ)は尻尾の有無である」
④ 話の主題。世間で注目を集めている事柄。話題。「これが問題の人物です」
⑤ 面倒な事柄。厄介な事件。「問題を起こす」

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