籠耳(読み)カゴミミ

デジタル大辞泉 「籠耳」の意味・読み・例文・類語

かご‐みみ【籠耳】

《籠に入れた水が編み目から漏れるところから》聞いてもすぐ忘れてしまうこと。
「身は聞き下手のしかも―」〈徳和歌後万載集一一

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「籠耳」の意味・読み・例文・類語

かご‐みみ【籠耳】

〘名〙 (籠に水を入れてもすぐに漏れてしまうところから) 話を聞いてもすぐに忘れてしまうこと。また、そのような人。
塵塚物語(1552)一「われは物わすれありて、文をみれども覚えず、我はかこ耳にして用にたたずと」

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