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下手 シタテ

デジタル大辞泉の解説

した‐て【下手】

《「したで」とも》
位置・方向が下のほう。特に、風下・川下などをいう。しもて。⇔上手(うわて)
相手より地位や能力が下であること。また、その地位など。
へりくだること。⇔上手(うわて)
「男は言葉を柔げて―に頼むように」〈魯庵社会百面相
相撲で、組み合ったときに差し手で相手のまわしを取ること。また、その手。⇔上手(うわて)
囲碁・将棋で、対局者のうち段位・力量の劣ったほう。⇔上手(うわて)
犬追物(いぬおうもの)で、自分の馬の後に立つ射手。

しも‐て【下手】

下の方。下座(しもざ)の方。「下手に座をとる」⇔上手(かみて)
川の流れていく方。下流。⇔上手(うわて・かみて)
芝居の舞台の、客席から見て左の方。⇔上手(かみて)

へた【下手】

[名・形動]《「はた(端)」あるいは「へた(端)」の変化で、奥深くない意からか》
物事のやり方が巧みでなく、手際が悪いこと。また、そのさまや、その人。「泳ぎが下手な人」「字をわざと下手に書く」「人の使い方が下手だ」⇔上手(じょうず)
なまはんかであること。なまじっかなことをして結果が悪くなること。また、そのさま。「下手な小細工をすると大事になりかねない」「下手に口出しはできない」
中途半端なこと。満足できるような程度でないこと。また、そのさま。「彼の蔵書は下手な図書館の比ではない」「下手な画家顔負けの絵」
[派生]へたさ[名]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

したて【下手】

〔「したで」とも〕
下の方。下の方の場所。また、川下や風下。しもて。 「丘の-に陣を取る」
相撲で相手の差し手の下に差した組み手。また、その腕。 ↔ 上手うわて
囲碁・将棋などで、棋力の劣る方の指し手。 ↔ 上手うわて
[句項目]

しもて【下手】

川の下流の方。 「この川の-に大きな橋がある」
地勢的に見て、低い方。 「道の-にある畑」
演劇において客席から舞台を見たときの左側のこと。撮影においては、カメラのファインダーから見て左側のこと。 「一人の男が-から登場する」
▽↔ 上手かみて

へた【下手】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
技術などのうまくない・こと(さま)。そのような人をもいう。 ↔ 上手じようず 「字の-な人」 「 -だがよく歌う」
(悪い結果を招くような)手ぎわの悪いこと。思慮の足りないこと。また、そのさま。 「 -な事を言うとかえってよくない」 「 -に手を出すな」
中途半端なこと。なまなかなこと。また、そのさま。 「 -な学者より精通している」
[派生] -さ ( 名 )

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

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