絶戸(読み)ゼッコ

デジタル大辞泉 「絶戸」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐こ【絶戸】

家系の絶えた家。死滅した戸。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「絶戸」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐こ【絶戸】

〘名〙 戸内に嗣(つ)ぐ者がなく、家系が絶えた家。死滅した戸。
令義解(833)田「謂。依下条。聴園地。即地主存日売訖者。不更還。其戸内所貫。有一人存者。不親疎。不絶戸也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の絶戸の言及

【絶戸田】より

…律令制下で全戸口が死に絶えた戸を絶戸といい,その戸の占有していた口分田を絶戸田という。令の規定では,絶戸に五等以上の親族がない場合には,絶戸の有していた家人(けにん)・奴婢(ぬひ)や田宅資材は五保が共同で管理し,財物は死者の供養に用い,家人・奴婢は解放,田地園地は収公することになっていた。…

※「絶戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android