戸内(読み)こない

精選版 日本国語大辞典 「戸内」の意味・読み・例文・類語

こ‐ない【戸内】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 家の中。
    1. [初出の実例]「在堂と云は、戸外戸内の惣名ぢゃぞ。戸と堂とは近ぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)六)
  3. 相手を敬って書状宛名の左下に書き添える語。
    1. [初出の実例]「上彌彦 戸内 景勝様より」(出典:上杉家文書‐天正九年(1581)正月二八日・上杉景勝朱印状写)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android