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令義解 りょうのぎげ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

令義解
りょうのぎげ

日本古代国家の基本法である『養老令』の公的解釈を示した書物。 10巻。淳和天皇右大臣清原夏野らに命じて作成。天長 10 (833) 年成立。同3年明法博士額田今足が政府に,令の解釈につき統一的見解の必要性を説いたことによる。

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デジタル大辞泉の解説

りょうのぎげ〔リヤウのギゲ〕【令義解】

養老令の官撰の注釈書。10巻30編、うち2編欠。清原夏野小野篁(おののたかむら)らの撰。天長10年(833)成立。翌年から施行。の解釈の公的規準を示し、本文に準ずる規制力をもった。→養老律令

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百科事典マイペディアの解説

令義解【りょうのぎげ】

養老令の官撰注釈書。10巻。令の解釈が画一性を欠き,運用に支障があったので,826年額田今足(ぬかたのいまたり)らの意見により,清原夏野(なつの),菅原清公(きよとも)ら12人に命じて833年完成,翌年施行。
→関連項目小野篁淳和天皇養老律令

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世界大百科事典 第2版の解説

りょうのぎげ【令義解】

養老令の公的注釈書。10巻。826年(天長3)に明法博士(みようぼうはかせ)額田今足(ぬかたのいまたり)が,律令の解釈を統一する必要性を上申したのを契機として,国家の事業として編纂がすすめられ,833年(天長10)に完成し,翌年(承和1)に詔によって施行された。編纂者は右大臣清原夏野(きよはらのなつの)ほか11人。そのなかには興原敏久(おきはらのみにく),讃岐永直(さぬきのながなお)などの明法家(律令学者)のほかに,菅原清公(すがわらのきよとも),小野篁(おののたかむら)などの著名な文筆家が加わっている。

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大辞林 第三版の解説

りょうのぎげ【令義解】

養老令の官撰注釈書。一〇巻。829年から清原夏野ら一二人が勅命により編纂へんさんにあたり、令の解釈を統一。834年から施行。養老令の本文は本書により知ることができる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

令義解
りょうのぎげ

養老(ようろう)令の公定注釈書。10巻30編。826年(天長3)の明法博士(みょうぼうはかせ)額田今足(ぬかだのいまたり)の建議に基づき、829年から右大臣清原夏野(きよはらなつの)ら12人が淳和(じゅんな)天皇の命によって編纂(へんさん)にあたり、833年に完成、その翌年に養老令の公権的な解釈として施行され、令の本文に準ずる規制力をもった。日本の令は中国の令を参考にしてできあがったものであるが、実施にあたりいろいろな疑義が生まれ、解釈の相違もあって、実際の政治担当者としては処置に迷うことが多かった。そこで、公的な解釈の規準を設けるためにこの書がつくられたのである。今日、養老令の本文は本来の令の形では伝わらないが、本書によってその本文を知ることができる。ただし、倉庫令、医疾令の2編が欠けているので、これらの部分は逸文を集めたものが利用されている。『国史大系』所収。[皆川完一]

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世界大百科事典内の令義解の言及

【小野篁】より

…岑守は《内裏式》《凌雲集》などの撰者として高名だが,その子篁は若年のころ弓馬に熱中して学問を顧みなかったため嵯峨天皇を嘆かせた。これによって一念発起した篁は学業に精励し,822年(弘仁13)文章生の試験に及第し,以後巡察弾正,弾正少忠,大内記,蔵人,式部少丞,大宰少弐等を歴任,833年右大臣清原夏野らとともに撰述した《令義解(りようのぎげ)》の序文を書いた。同年東宮学士,弾正少弼となり,834年遣唐副使に任命されたが,翌々年進発した遣唐船は難破して渡航に失敗,さらに翌年の渡航も失敗した。…

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