舫・纜(読み)むやい

精選版 日本国語大辞典 「舫・纜」の意味・読み・例文・類語

むやい むやひ【舫・纜】

〘名〙 (動詞「むやう(舫)」の連用形名詞化) 船と船とを横に並べてつなぐこと。筏をつなぐこと。また、一艘の船を岸につなぐこと。もやい
※類従本堀河百首(1105‐06頃)恋「むやひするがまのほ縄の絶えばこそあまの橋舟行きも別れめ〈源俊頼〉」

むや・う むやふ【舫・纜】

〘他ハ四〙 船と船とを並べてつなぎ合わす。また、船を岸につなぐ。もやう。
山家集(12C後)下「湊川苫に雪ふく友舟はむやいつつこそ夜を明かしけれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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