花見鳥（読み）ハナミドリ

デジタル大辞泉

はなみ‐どり【花見鳥】

ウグイスの別名。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

はなみ‐どり【花見鳥】

〘名〙 鳥「うぐいす（鶯）」の異名。《季・春》 〔蔵玉集（室町）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

世界大百科事典（旧版）内の花見鳥の言及

【ウグイス(鶯)】より

…これらそれぞれのグループ内の近縁種は，互いに姿，羽色が非常によく似ているが，さえずりは種ごとにはっきりと違っている。【樋口 広芳】
［民俗］
　春に早く現れて微妙な声で鳴くので，春告鳥，花見鳥，歌詠鳥，経読鳥などの異称がある。この鳥を重要な要素とする昔話に，鳴声で父が子の死を知る〈継子と鳥〉，禁止を守らず幸福を失う〈見るなの座敷〉，愚か嫁がウグイスの声をまねて失敗する〈鶯言葉〉などがある。…

※「花見鳥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」