袖の氷(読み)ソデノコオリ

デジタル大辞泉 「袖の氷」の意味・読み・例文・類語

そで‐の‐こおり〔‐こほり〕【袖の氷】

涙にぬれた袖がこおること。悲しみに閉ざされた心のたとえ。
「よそにても、思ひだにおこせ給はば、―もけなむかし」〈真木柱

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖の氷」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の 氷(こおり)

衣の袖をぬらした涙がこおってしまったものの意で、悲しみに閉ざされた心のたとえ。袖のつらら
※後撰(951‐953頃)冬・四八一「思ひつつねなくにあくる冬の夜の袖の氷はとけずもある哉〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android