つらら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「つらら」の意味・わかりやすい解説

つらら
つらら / 氷柱

屋根に積もった雪の一部が解けて軒先に流れ出し、それがふたたび凍って氷柱状になったもの。成長して何メートルもの長さになることがある。また氷柱の先端がしだいに家屋側に曲がって巻き垂れになり、窓ガラスを破ったりする。つららができないような屋根の構造がくふうされている。水がしたたる崖(がけ)などにできるつららは、ときには一抱えの太さで長さ10メートルにも成長する。

[篠原武次]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「つらら」の意味・わかりやすい解説

つらら
icicle

軒先などから垂れ下がった柱状の氷。氷柱と書き,氷柱(ひょうちゅう),垂氷(たるひ)ともいう。気温氷点以下で,雨や雪などの水が地物の端から落ちるとき,地物の端から凍結し始め,その凍結面をつたって水が落ちるため氷はしだいに下方へ向かって延び,先細の氷柱となる。長いものは数mにも及ぶことがある。

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百科事典マイペディア 「つらら」の意味・わかりやすい解説

つらら(氷柱)【つらら】

屋根に積もった雪がとけてしたたり落ちるとき,氷点下の気温のためにできる氷の柱のこと。屋根の上でとけた雪は軒先からしずくとなって落ちるが,気温が低いと落ちる瞬間に凍ってしまう。同じ過程を繰り返すことによって,しだいに太くて長いつららとなる。なお滝が凍ってしまったものは氷瀑という。

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