裏形(読み)うらかた

精選版 日本国語大辞典 「裏形」の意味・読み・例文・類語

うら‐かた【裏形】

〘名〙 うら模様。
浮世草子好色一代女(1686)四「ねり島のうら形(カタ)にいかなる絵師が筆をうごかせし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の裏形の言及

【染色】より

…その代り摺染が下級者の文様表現として愛好され,それは後世に蛮絵(ばんえ)と呼ばれる技法に発展している。おもしろいのは牛飼いなど下級者の晴れの狩衣に,裏形というものが用いられたことである。裏形の実態は明らかでないが,おそらく裏に摺染をして,表に写ったおぼろげな形を文様効果としたものと思われる。…

※「裏形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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