都に(読み)フツニ

デジタル大辞泉 「都に」の意味・読み・例文・類語

ふつ‐に【都に/尽に】

[副]
(下に打消しの語を伴って用いる)全然。まったく。
「泣く声は昼夜に絶えず、ねぶるという事―無ければ」〈一葉・うつせみ〉
すっかり。ことごとく。
仰せありけるを、―辞退して出家してけるは」〈愚管抄・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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