零ぬがに(読み)あえぬがに

精選版 日本国語大辞典 「零ぬがに」の意味・読み・例文・類語

あえ【零】 ぬ がに

(動詞「あえる(零)」の連用形に、完了助動詞「ぬ」と助詞「がに」の付いた語) 花などが今にも散ってしまいそうに。こぼれ落ちそうに。
万葉(8C後)八・一五〇七「百枝さし 生ふる橘 玉に貫(ぬ)五月を近み 安要奴我爾(アエヌガニ) 花咲きにけり」

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