風の姿(読み)カゼノスガタ

デジタル大辞泉 「風の姿」の意味・読み・例文・類語

かぜ‐の‐すがた【風の姿】

草や木の葉がそよいでいるようすなどからわかる風の吹き方。
「―を草木にも見ん」〈再昌草・二八〉
《「風姿ふうし」を訓読した語》うるわしい姿。
「高き世に―もたちかくれ富士の煙の絶えぬ道とて」〈尭孝集〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風の姿」の意味・読み・例文・類語

かぜ【風】 の 姿(すがた)

① 柳の枝などを吹く風のさまを形容していう語。
※再昌草‐大永八年(1528)一月元日「うちなびき今日より春にやはらげる風のすかたを草木にも見ん」
② (「風姿」の訓読み) うるわしい姿。
※堯孝集(1455頃)「高き世に風のすがたもたちかくれ富士の煙の絶えぬ道とて」

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