世界大百科事典(旧版)内のŚuddhādvaitaの言及
【バッラバ】より
…最高の実在はブラフマンすなわちクリシュナ神であり,ブラフマンはあたかも蛇がとぐろを巻くように自らの意志のままに本質的変化はなく,遊戯のために,有・知・歓喜のどれが優勢になるかによって,ブラフマン,個我あるいは現象世界として顕現することができる。原因であるブラフマンも結果である個我・現象世界も実在し,ともに純粋清浄であって同一であるとして,純粋不二一元論(シュッダードバイタŚuddhādvaita)を主張した。これによって現実世界を肯定し,ヒンドゥー教を世俗化し,近代的思惟の萌芽を示している。…
※「Śuddhādvaita」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」