《江戸紫徳川源氏》(読み)えどむらさきとくがわげんじ

世界大百科事典(旧版)内の《江戸紫徳川源氏》の言及

【江島生島物】より

…徳川家に関連する不祥事として江戸時代には脚色が許されなかったが,維新後は1870年(明治3)河竹黙阿弥の《宝萊曾我島物語》に扱われたのをはじめ劇化も多くなった。おもな作は勝諺蔵の《江戸紫徳川源氏》(1881年9月大阪中座),3世河竹新七の《浪乗船江島新語(えのしましんご)》(1883年1月東京春木座),右田寅彦の《江島生島》(1916年9月東京帝国劇場),正宗白鳥の《江島生島》(1953年11月東京一ツ橋講堂,後に《夢の高遠》と改題)など。有名なのは長谷川時雨作の舞踊劇《江島生島》(1913年11月東京歌舞伎座の舞踊研究会)で,三宅島に流された新五郎が夢に江島との歓楽を見,さめれば旅商人や江島に似た海女にからんで狂乱になるという筋。…

※「《江戸紫徳川源氏》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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