《浅草霊験記》(読み)あさくされいげんき

世界大百科事典(旧版)内の《浅草霊験記》の言及

【血達磨物】より

…細川家火災の際,重宝達磨の一軸を忠臣が血で守り,血染めの達磨となったという実録に取材した,男色とマゾヒズムがモティーフの作品群。1712年(正徳2)京都布袋屋座《加州桜谷血達磨(かしゆうさくらがやつちのだるま)》が劇化の嚆矢(こうし)で,これをうけて97年(寛政9)5月大坂角(かど)の芝居《浅草霊験記》(近松徳三作)が細川・秋田両家のお家騒動を背景に再構成し,大当りをとった。江戸へ移入されたのは1800年閏4月の市村座《男結盟立願(おとこむすびちかいのりゆうがん)》で,大筋は前作そのままの上演。…

※「《浅草霊験記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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