アスカポツァルコ(その他表記)Atzcapotzalco

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アスカポツァルコ」の意味・わかりやすい解説

アスカポツァルコ
Atzcapotzalco

別綴 Azcapotzalco。メキシコ中部,メキシコ市北西部,アスカポツァルコ地区の行政中心地。メキシコ盆地の標高約 2240mの地に 12世紀に建設され,人口密集地であったためアステカ族の言語で「あり塚」を意味する名前がつけられた。のち奴隷市場と貴金属細工で有名となり,スペイン征服後はメキシコ各地から略奪してきた金銀細工などを溶かして金塊銀塊にするための精錬所が建設された。現在はメキシコ市大都市圏の主要な牧畜・酪農地帯の中心地となっており,繊維,自動車組立て,石油精製,製紙,マッチなどの工業も立地。メトロポリタン自治大学がある。人口 47万 4905 (1990推計) 。

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