製紙(読み)せいし

百科事典マイペディア「製紙」の解説

製紙【せいし】

紙をつくること。パルプから紙を作るには,一般に,繊維をほぐす叩解(こうかい),インクのにじみを防ぐためにパラフィン・膠(にかわ)・デンプンなどを混ぜこむサイジングを適度に不透明にしかつ表面を平滑にするための填料(てんりょう)の添加,染色,異物を除く精選などの作業を経て紙料を作り,これを水で薄めて抄紙機(しょうしき)にかける。紙の種類によっては,サイジング,填料や染料の添加などを必要としない場合もある。紙の性質は原料パルプの性質にも由来するが,おもにパルプから紙を作るまでの前記の作業中に付与される。またいったん作った紙を二次的に加工し,さまざまな性質を与えることもある。→

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精選版 日本国語大辞典「製紙」の解説

せい‐し【製紙】

〘名〙 紙を製造すること。紙をすき作ること。
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉三「蒸気・電信・製紙・印書の術は悉皆後人の智恵を以て達し得たるものにて」

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化学辞典 第2版「製紙」の解説

製紙
セイシ
paper making

[別用語参照]

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世界大百科事典内の製紙の言及

【紙】より

…化学繊維やフィルムから作った紙も定義から外れるが,紙と同じ用途にあてる紙に類似したものは合成紙と呼ばれている。製紙工業では紙を紙(洋紙および和紙)と板紙に分けて規定しており,日本における両者の生産割合はほぼ55:45である。紙と板紙の区別は厳密ではないが,紙は薄く柔らかく,板紙は厚く硬いもので通常120~130g/m2以上の紙をいい,アメリカでは厚さ0.3mm以上,ドイツでは400g/m2以上の紙を板紙に分類している。…

※「製紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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