製紙(読み)セイシ

百科事典マイペディアの解説

製紙【せいし】

紙をつくること。パルプからを作るには,一般に,繊維をほぐす叩解(こうかい),インクのにじみを防ぐためにパラフィン・膠(にかわ)・デンプンなどを混ぜこむサイジング,紙を適度に不透明にしかつ表面を平滑にするための填料(てんりょう)の添加,染色,異物を除く精選などの作業を経て紙料を作り,これを水で薄めて抄紙機(しょうしき)にかける。紙の種類によっては,サイジング,填料や染料の添加などを必要としない場合もある。紙の性質は原料パルプの性質にも由来するが,おもにパルプから紙を作るまでの前記の作業中に付与される。またいったん作った紙を二次的に加工し,さまざまな性質を与えることもある。→

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内の製紙の言及

【紙】より

…化学繊維やフィルムから作った紙も定義から外れるが,紙と同じ用途にあてる紙に類似したものは合成紙と呼ばれている。製紙工業では紙を紙(洋紙および和紙)と板紙に分けて規定しており,日本における両者の生産割合はほぼ55:45である。紙と板紙の区別は厳密ではないが,紙は薄く柔らかく,板紙は厚く硬いもので通常120~130g/m2以上の紙をいい,アメリカでは厚さ0.3mm以上,ドイツでは400g/m2以上の紙を板紙に分類している。…

※「製紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ABM

弾道ミサイル迎撃ミサイル。大陸間弾道ミサイルICBMや潜水艦発射弾道ミサイルSLBMを早期に発見・識別し,これを撃破するミサイル。大気圏外で迎撃するものと,おとりなどの識別が可能となる大気圏内で迎撃す...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

製紙の関連情報