アテ材(読み)アテザイ

化学辞典 第2版 「アテ材」の解説

アテ材
アテザイ
reaction wood

傾斜地に生育している樹木の幹材部,あるいは平地に生育している樹木でも枝部では偏心生長が起こる.このような偏心生長した木部をアテ材といい,正常材と比較して組織構造だけではなく,化学構成成分的にもいちじるしく異なっている.針葉樹材では傾斜した幹や枝の下側に圧縮アテ材が形成される.一方,広葉樹材では上側にアテ材が形成され,これを引張アテ材という.圧縮アテ材は正常材に比較して,リグニンに富み,セルロースが少ない.一方,引張アテ材では逆にリグニンが少なく,セルロースが多い.また,細胞内腔にリグニンを含まないゼラチン層が認められるのも引張アテ材の特徴である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む