デジタル大辞泉
「偏心」の意味・読み・例文・類語
ひとえ‐ごころ〔ひとへ‐〕【▽偏心】
ひとすじに思いこむ心。いちずな心。
「手弱女の今日脱ぎかふる衣手の―は我が身なりけり」〈新撰六帖・一〉
へん‐しん【偏心】
1 中心からかたよっていること。
2 心がかたよっていること。また、その心。〈書言字考節用集〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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へん‐しん【偏心】
- 〘 名詞 〙
- ① 心がかたよっていること。また、その心。〔書言字考節用集(1717)〕
- [初出の実例]「是を選にも収めざるは偏心(ヘンシン)とも妬心ともいふべきにや」(出典:授業編(1783)八)
- ② 中心からかたよっていること。
ひとえ‐ごころひとへ‥【偏心】
- 〘 名詞 〙 いちずな心。一筋に思いつめる心。
- [初出の実例]「八重だにもあだにみえける山吹のひとへこころを思ひこそやれ」(出典:斎宮女御集(985頃か))
- 「幼きほどの御ひとへ心にかかりて」(出典:青表紙一本源氏(1001‐14頃)桐壺)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「偏心」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の偏心の言及
【木材】より
…色は針葉樹ではやや暗色に,広葉樹ではやや白っぽくなり,正常材と違って繊維方向に大きく収縮するので,製材すると大きな狂いの原因となる。曲り材,偏心材などに多く,針葉樹では生育時に圧縮力を受ける側,広葉樹ではその反対側にできる。(3)引抜け 立木が切り倒されるときに材の一部が根株についたまま引き抜かれてしまったもの。…
※「偏心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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