アドニア(その他表記)Ādonijah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アドニア」の意味・わかりやすい解説

アドニア
Ādonijah

ヘブライ語で「神はわが主」の意。 (1) ダビデの第4子。アモンアブサロムの死後王位の継承を望み,将軍ヨアブと祭司アビヤタルを味方にしたが預言者ナタンや祭司ザドクらの心はつかめず,ダビデの命でソロモン即位。その後アドニアはアビシャグを妻に望んで死刑に処された (列王紀上1章) 。 (2) ユダの王ヨシャパテの3年,律法の書を持ってユダの町々を巡回したレビ人 (歴代志下 17章) 。 (3) ネヘミア時代に神の前に契約を結び押印した一人 (ネヘミア記9章) 。

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