アナモフィックレンズ

百科事典マイペディア 「アナモフィックレンズ」の意味・わかりやすい解説

アナモフィックレンズ

シネマスコープなどに用いられる円筒形の補助レンズ撮影の際にはこのレンズで水平方向のみを約2分の1圧縮し,映写の際には同種レンズで逆に伸長して正しい画像にする。35mm標準フィルムを用いて左右の広がったワイド・スクリーン画面を得ることができる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のアナモフィックレンズの言及

【レンズ】より

…これより焦点距離が長いレンズを望遠レンズ,短いレンズを広角レンズという。 特殊用途の写真レンズとして,航空写真用レンズ(広角レンズで歪曲収差が少ないレンズ),シュミットレンズ(非球面を用い明るく広視野),印刷用レンズ(三色分解の必要からアポクロマート),引伸し用レンズ,ICや超LSI製作用レンズ(単色光に対し,画面上ですべての収差が実用的に0),アナモフィックレンズ(円筒レンズを用い,縦と横の倍率が異なるレンズ,シネマスコープ用)などがある。カメラ
[照明用レンズ]
 顕微鏡やスライドプロジェクターなどに光源からの光を導くレンズでコンデンサーとも呼ばれる。…

※「アナモフィックレンズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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