アバリス(英語表記)Avaris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アバリス」の意味・わかりやすい解説

アバリス
Avaris

古代エジプトの都市。ナイルデルタ地帯の北東部にあり,ヒクソスのエジプト支配の拠点となった (前 1720頃) 。タニスの町の初期の名ともいわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアバリスの言及

【ヒクソス】より

…ヒュクソスともいう。第2中間期のエジプト国内の混乱に乗じて支配権を確立,東デルタのアバリスAvarisを王都として第15王朝(前1650ころ‐前1542ころ)を開く(大ヒクソス)。支配地域はパレスティナからエジプト全土に及ぶが,直接統治したのはデルタ地方のみで,各地に分立する地方領主に宗主権を行使する間接統治策をとる。…

※「アバリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android