最新 地学事典 「アルケノン古水温計」の解説
アルケノンこすいおんけい
アルケノン古水温計
alkenone paleothermometry
主に表層海水中に生息するハプト藻(植物プランクトン)は,炭素数37の2─4不飽和の長鎖アルキルケトン(アルケノンと総称)を合成する。特に炭素数37アルケノンの不飽和度(二重結合の相対存在度。UK37と定義)はハプト藻の生育温度と線形関係にある。このことを用いて,堆積物中に保存されているアルケノンの不飽和度を元に,当時の表層水温を推定する方法。ふつう±1℃程度という高い精度で表層水温を復元できる。
執筆者:大河内 直彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

