アルパン(英語表記)arpent

改訂新版 世界大百科事典 「アルパン」の意味・わかりやすい解説

アルパン
arpent

フランスの古い面積単位。耕地森林面積表示に用いられた。100平方ペルシュに相当する例が多いが,ペルシュpercheの長さが場所により異なり,アルパンの面積も,20aから50a強までの幅があって一定しない。同じ村の中に,面積の異なるアルパンが並存している例もある。パリ地域での代表的なものは,34.19a(arpent de Paris),42.21a(arpent commun),51.07a(arpent d'ordonnance)の3種。革命期の度量衡統一により,1794年7月1日以降,公式には廃止されたが,実際には19世紀に入っても永く用いられた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android