イシンバイ(英語表記)Ishimbai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イシンバイ」の意味・わかりやすい解説

イシンバイ
Ishimbai

ロシア西部,バシコルトスタン共和国都市。共和国首都ウファの南約 140km,ベーラヤ川にのぞむ鉱工業都市。ボルガ=ウラル油田の開発に伴ってつくられた採油中心地で,1932年採油開始,36年には石油精製も始った。そのほか,石油工業設備製造,食品などの工業がある。人口7万 1000 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のイシンバイの言及

【バシコルトスタン[共和国]】より

…年降水量は300~600mmで,森林が国土の40%以上を占める。トゥイマジTuimazy,イシンバイIshimbai,シカポボShkapovoなどを中心に石油・天然ガスを産出し,旧ソ連以来,屈指のボルガ・ウラル油田の一部を構成する。ほかに褐炭,鉄,金などを産出する。…

【ボルガ・ウラル油田】より

…油徴は18世紀からボルガの舟引労働者にまで知れわたっており,20世紀初頭には多くの試掘が行われたが成功しなかった。1929年に中部ウラルの西麓で最初の油井を掘りあて,32年には現在,ボルガ・ウラル油田の中心となっているイシンバイIshimbai(バシコルトスタン共和国)で試掘に成功,その後第2次世界大戦中に生産は急増した。56年には全ソ連の産油量の63%を占めるに至った。…

※「イシンバイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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