ウィラメットバレー(英語表記)Willamette Valley

デジタル大辞泉 「ウィラメットバレー」の意味・読み・例文・類語

ウィラメット‐バレー(Willamette Valley)

米国オレゴン州北西部の地域名。ポートランドからユージーンにかけてのウィラメット川沿いの谷および丘陵地をさす。ブドウ栽培が盛んで、同国有数のワイン産地として知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のウィラメットバレーの言及

【アメリカ合衆国】より

…両山脈とも東側斜面は比較的乾燥しているが,西側は降水量が多く,ダグラス・ファーやマツ類の森林資源に恵まれ,豊かな水資源は発電や灌漑に利用されている。 両山脈の西にはウィラメット・バレー,セントラル・バレーなどの肥沃な谷があり,果物や野菜の栽培が行われる。この地域は主として地中海式気候で,海岸沿いの細長い地域は,沖合から吹く偏西風のため,一年を通じて快適な気候である。…

【オレゴン[州]】より

…州面積の約半分が,州木であるダグラスモミやツガ,レッドウッド,トウヒなどの森林でおおわれ,豊かな森林資源を背景に,製材をはじめパルプ,合板,家具製造などの産業が州経済の中心をなしてきた。州人口の9割近くがカスケード山脈の西に存在し,とくにコースト・レーンジズ山脈との間には州の中枢をなすウィラメット・バレーが広がり,州人口の7割を擁して農業が盛んである。この地域の開拓は1834年に始まったが,43年以来オレゴン街道を通って多くの植民者が入植した。…

【セーレム】より

…人口11万6000(1994)。肥沃な農業地帯として知られるウィラメット・バレーのほぼ中央部に位置し,果物・野菜などの農産加工,食肉加工,製紙,木製品などの工業が発達する。1840年メソディスト派宣教師がインディアン教化のためにウィラメット川に臨んで定着した。…

※「ウィラメットバレー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android