最新 地学事典 「ウィリャマ地塊」の解説
ウィリャマちかい
ウィリャマ地塊
Willyama complex
オーストラリア南部Adelaide北東のBroken Hill周辺に分布する,原生代中期の変成岩類(Willyama Super-group)を主とする地塊。Willyamaはアボリジン語。同累層群は下位よりThackaringa・Broken Hill・Para-gon層群などからなる。原岩は主にタービダイト性堆積岩類・石灰岩・苦灰岩,中~下位に珪長質火山岩およびソレアイト質玄武岩を含み,層序規制型のPb・Zn鉱床を伴う。17億~16億年前に角閃岩相~グラニュライト相の変成作用と3回の変形作用を受け,強く褶曲し一部はミグマタイト化。1,490+20MaのMundi Mundi花崗岩に貫入され,10億年以降のAdelaideanの堆積岩に覆われる。27億~18億年前のU-Pb年代,23億~22億年前のNd-Smモデル年代があり,原生代初期の基盤が存在する可能性がある。
執筆者:加納 隆
参照項目:ブロークンヒル鉱床
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

