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苦灰岩 クカイガン

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デジタル大辞泉の解説

くかい‐がん〔ククワイ‐〕【苦灰岩】

堆積岩の一。主に苦灰石からなる白色ないし暗灰色の岩石。セメント原料などに利用される。ドロマイト。ドロストーン。白雲岩(はくうんがん)。

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百科事典マイペディアの解説

苦灰岩【くかいがん】

白雲岩とも。ドロマイトと方解石の集合した岩石で,石灰岩CaCO3のCaOがMgOで置換され,その量が50%以上の組成を示す。1次的なものと,石灰岩が2次的に変質してできたものがあり,石灰岩に似ているので,その区別は困難。
→関連項目油層

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岩石学辞典の解説

苦灰岩

カルシウム・マグネシウム炭酸塩鉱物としてのドロマイトを多量に含む堆積岩.最初にドロミュウ(B. de Dolomieu)によって記載され,ソシュールによって命名された[Dolomieu : 1791, Saussure : 1792, Pettijohn : 1975].苦灰岩は石灰岩のCaCO3が鉱物の苦灰石(dolomite)で置換される苦灰岩化作用(白雲化作用 : dolomitization)によるものと,始めから苦灰岩として沈澱したものがある.このうちCaCO3の20%くらいがMgOで置換されたものを苦灰質,10%前後に留まるものを苦灰質石灰岩という[木下,小川 : 1966].白雲岩ともいう.ドロミタイト(dolmitite)[Kay : 1951].ドロマイト(dolomite)には同名で化学組成がCaMg(CO32の鉱物があり,混同しやすいので注意が必要である.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

苦灰岩
くかいがん

ドロマイト」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

苦灰岩
くかいがん
dolomitedolostone

主として苦灰石からなる白色ないし暗灰色の堆積(たいせき)岩。ドロマイト、ドロストーン、白雲(はくうん)岩ともいう。層状岩体として石灰岩に伴って産することが多く、ときには石灰岩に移り変わることがある。また岩塩や石膏(せっこう)などの蒸発岩に伴うこともある。世界各地の各地質時代、とくに先カンブリア時代の地層にその産出が知られているが、現在の海底に堆積している例はない。そのため成因としては、石灰岩として堆積したもののカルシウムCaの一部が、のちにマグネシウムMgによって置換されてできたといわれる。それには、堆積中における石灰質堆積物と海水との反応、堆積後の石灰岩と地下水あるいは熱水溶液との反応が考えられ、その作用は苦灰石化作用とよばれる。日本には苦灰岩はあまり多くないが、層状のものは栃木県佐野市の旧葛生(くずう)町地区に、レンズ状のものは大分県津久見(つくみ)地方に知られており、苦灰石鉱床として採掘されている。耐火材、ガラス、ドロマイトれんが、ドロマイトクリンカー、金属マグネシウムなどの原料にされるほか、砕石や肥料にも利用される。名称は、フランスの地質学者デオダ・ドゥ・ドロミューD. G. de Dolomieu(1750―1801)にちなんで命名された。[斎藤靖二]

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世界大百科事典内の苦灰岩の言及

【ドロストーン】より

…混乱をさけるために鉱物名ドロマイトと区別してこの名を用いるが,必ずしも広くは使用されていない。苦灰岩あるいは白雲岩ともいう。ドロマイトを50%以上含む炭酸塩岩をドロストーンに含め,それ以下はドロマイト(苦灰岩)質石灰岩という。…

※「苦灰岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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