ウェストン電池(読み)ウェストンデンチ(その他表記)Weston cell

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェストン電池」の意味・わかりやすい解説

ウェストン電池
ウェストンでんち
Weston cell

標準電池の1種。カドミウム電池とも呼ばれる。起電力は 20℃において 1.01866Vで,ホイートストンブリッジによる起電力測定のときの基準として広く使用される。

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世界大百科事典(旧版)内のウェストン電池の言及

【標準電池】より

…電圧の一定性にすぐれ,起電力測定の標準に用いられる電池。現在最も広く用いられている標準電池はカドミウム標準電池(ウェストン電池ともいう)で,つぎのような構造をもっている。 Cdアマルガム(10%Cd)|  CdSO4・8/3H2O結晶および飽和溶液|  Hg2SO4(飽和)|Hg この電池の起電力E(単位V)と温度t℃との関係は次式で与えられる。…

※「ウェストン電池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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