法則の辞典 「ウォッシュバーンの式」の解説 ウォッシュバーンの式【Washburn's formula】 炭化水素の質量スペクトル分析において,アイソトポマーに基づく多同位体ピークを単同位体ピークに換算するための式.炭化水素混合物の分析などに有用である.求めるCnHr+ のピーク Mr (M/e=12n+r)は,実験で得られるCnHr+ の多同位体ピーク Pr から次のようにして計算できる.ここで c は炭素の同位体存在比(13C/12C=0.0104/0.9896),h は水素の同位体存在比(2D/1H=0.00015/0.99985)である. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報