ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エステル記への付加」の意味・わかりやすい解説 エステル記への付加エステルきへのふかThe Rest of Esther 旧約聖書外典の一つ。成立年代は明らかでないが,前2世紀から後1世紀頃とされている。ヘブライ語原典にはなく,セプトゥアギンタ (ギリシア語七十人訳聖書) でこの部分が付加された。内容は,ユダヤ人モルデカイが幻を見,王への陰謀をあばくが,かえって大臣ハマンの反感を招き,ユダヤ人迫害が始る。モルデカイとエステルが祈りを捧げ,ついにユダヤ人とペルシア人との宥和が達成され,ともにプリム祭を祝うことが宣言されるというもの。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by