エチレンシアノヒドリン

化学辞典 第2版 「エチレンシアノヒドリン」の解説

エチレンシアノヒドリン
エチレンシアノヒドリン
ethylene cyanohydrin

3-hydroxypropionitrile.C3H5NO(71.08).HOCH2CH2CN.2-クロロエタノールにシアン化ナトリウムを作用させると得られる.淡黄色の有毒な液体.融点-40 ℃,沸点228 ℃,102 ℃(2.66 kPa).1.0404.1.4241.水,エタノール,アセトンに易溶,エーテルに可溶,ベンゼン,石油エーテルに不溶.工業的には,酸化エチレンシアン化水素からつくられ,アクリロニトリルの合成原料に用いられる.[CAS 109-78-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android