エピタフィオス(その他表記)epitaphios

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エピタフィオス」の意味・わかりやすい解説

エピタフィオス
epitaphios

古代ギリシア,アテネで,戦死者のための国葬の際に,その高い徳性のゆえに選ばれた市民によって行われた葬送演説ペロポネソス戦争開戦第1年目のあとのペリクレスの行なった演説は特に有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のエピタフィオスの言及

【ビザンティン美術】より

…中期には制作の中心はコンスタンティノープルに移り,宗教的なものが多い。後期の染織品のうち特色のあるものはエピタフィオスepitaphiosである。これは聖金曜日の儀式に用いられる布で,キリストの死をあらわした豪華な刺繡でオフリトとテッサロニキに保存されているもの(13~14世紀)が有名である。…

※「エピタフィオス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android