最新 地学事典 「オラーコジン」の解説
オラーコジン
aulacogene
卓状地の基盤岩層を切る大規模断層に境された,変動性の大きい帯状の凹地。幅は数十km,延長は700~800kmに達する。オーラコゲンとも。この凹地に堆積した地層は非常に厚く(7,000~8,000m前後),褶曲し,しばしば複雑な褶曲を形づくる。Shatsky(1955)命名。単純型と複雑型に分類され,前者は単純向斜構造を備えた地溝,後者は複雑褶曲系からなる凹地である。閉鎖型と開放型にも分類され,前者は一端が卓状地中に消えるもの(例:ドニエプル-ドネツオラーコジン),後者は卓状地を切って分散するもの(例:北米のOuachitaオラーコジン)。
執筆者:岸本 文男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

