オルビトリナ(その他表記)Orbitolina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルビトリナ」の意味・わかりやすい解説

オルビトリナ
Orbitolina

原生生物界有孔虫門オルビトリナ科の一属で,大型有孔虫の代表的なものの一つ。砂質円錐状(高いものからきわめて低いものまで)で円錐頂部幼殻から単列の皿形の室が重なって発達。室内は複雑に仕切られ,柱状構造,連絡路がある。種によって白亜紀前期から後期初めにいたる地層を分帯できる。オルビトリナ科には,ほかに時代決定に役立ついくつかの属がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android