最新 地学事典 「オートリトリート」の解説
オートリトリート
autoretreat
海水準上昇速度一定の条件下で,デルタ海岸線が海側への前進から陸側への後退に必然的に転じる現象。定常的フォーシングに対して堆積系が非平衡応答する事例の一つである。オートリトリートが進行すると,最終的に非デルタ化が起こる。非デルタ化した後も一定の長さの沖積河川が存在し続ける場合(sediment-starved autoretreat)と系全体が水没し沖積河川を伴わなくなる場合(autodrowning)とがあり,これらは地形条件の違いを反映する。参考文献:T.Muto(2001) J. Sed. Res., Vol. 71: 246
執筆者:武藤 鉄司
参照項目:自動後退理論
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

