日本大百科全書(ニッポニカ) 「オーランガーバード」の意味・わかりやすい解説 オーランガーバードおーらんがーばーどAurangabad インド西部、マハラシュトラ州中部の都市。ムンバイ(ボンベイ)の東北東約333キロメートルに位置する。アウランガーバードともいう。人口3万2134、周辺部を含む人口89万1841(2001)。かつてはファテナガールとよばれたが、ムガル帝国6代目のオーランゼーブ(アウランゼーブ)帝がデカン地方を治める根拠地とし、自分の名をとって改名した。近くにアジャンタやエローラの窟院(くついん)群を控えた観光都市として知られる。「デカンのタージ・マハル」といわれるマクバラ廟(びょう)がある。[福岡義隆] エローラの石窟寺院 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例