アウランガーバード(その他表記)Aurangābād

デジタル大辞泉 「アウランガーバード」の意味・読み・例文・類語

アウランガーバード(Aurangabad)

インド西部、マハラシュトラ州都市。州都ムンバイの東約330キロメートルに位置する。ムガル帝国第6代皇帝アウラングゼーブがデカン地方を治める拠点を置き、自らの名をとって改称タージマハルを模して建てられた霊廟ビービーカマクバラーがある。オーランガーバード

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改訂新版 世界大百科事典 「アウランガーバード」の意味・わかりやすい解説

アウランガーバード
Aurangābād

西インド,マハーラーシュトラ州中部の都市。人口87万3311(2001)。アジャンターおよびエローラの石窟への観光基地として知られる。また,町の北郊のビービー・カー・マクバラーBībī-kā-makbarāは,1679年タージ・マハルを模してムガル朝のアウラングゼーブ帝(在位1658-1707)が建てた王妃の廟。その北方の丘の南腹に5窟ずつ,やや距離をおいて掘られた2群の仏教窟院がある。第4祠堂(チャイティヤ)窟のみ紀元前後にさかのぼり,他はすべて6~7世紀の僧院(ビハーラ)窟で,仏殿化への変容をとげた末期の形式をとるものが多い。柱はたいてい華麗な浮彫で飾られ,また窟内にも彫刻が多い。第3窟の〈スタソーマ本生〉浮彫,第7窟の〈観音八難救済〉や歌舞供養像が優れ,第9窟には四臂蓮華手菩薩のような密教系尊像もある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アウランガーバード」の意味・わかりやすい解説

アウランガーバード
Aurangābād

インド西部,マハーラーシュトラ州中部の都市。アウランガーバード県の行政庁所在地。ムンバイ (ボンベイ) 東北東約 280km,アジャンタ山脈の南に続く丘陵中の標高約 560mに位置。ゴダバリ川支流のカウム川に面する。 1610年に建設された当時はカドキと呼ばれていたが,ほどなく,のちにムガル帝国の第6代皇帝となったアウラングゼーブがデカン太守として着任し,改名。その後ハイデラバード王国の支配下に入り,独立後ボンベイ州に編入され,1960年からマハーラーシュトラ州に属している。絹織物を特産し,綿織物毛織物,搾油などのほか,周辺の農・畜産物の加工が盛ん。県内にはアジャンタ,エローラなどの仏教遺跡がある。人口 57万 2634 (1991) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アウランガーバード」の意味・わかりやすい解説

アウランガーバード
あうらんがーばーど

オーランガーバード

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