カオルーン(その他表記)Kowloon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カオルーン」の意味・わかりやすい解説

カオルーン
Kowloon

中国語ではチウロン (九竜) 。ホンコンのカオルーン半島南部にあるチムサチュイ岬 (尖沙咀) を占める市街地域。ホンコン島のビクトリア海峡をはさんで向い合っている。 1860年の北京条約によって中国からイギリスに割譲され,1997年7月1日に返還された。岬の南西岸にフェリー桟橋,外航船桟橋が連なり,コワンチウ (広九) 鉄道のターミナルであるカオルーン駅が接していて,最もにぎわいをみせる地域となっている。北に延びるネイザン通り (弥敦道) は,一流ホテル,専門店の並ぶ繁華街。東部には,ホンコンの空の玄関口であるカイタク (啓徳) 国際空港や,ホンコン島への海底トンネル入口がある。バウンダリー通り (界限街) 以北ニューテリトリーズ (新界) であるが,市街地は膨張している。また西方のライチコク (茘枝角) から東方のクントン (官塘) にかけては,工場の密集する大工業地域が形成されている。人口 74万 7700 (1989推計) 。

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