かからぬ

精選版 日本国語大辞典 「かからぬ」の意味・読み・例文・類語

かから‐ぬ

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「かかる(掛)」の未然形に打消の助動詞「ず」の連体形の付いたもの。関係する価値がない意から ) 「話にならない」「驚きあきれた」「手に負えない」などの意を表わす。
    1. [初出の実例]「サテ ヘイケ ノ アクギャウ ワ cacaranu(カカラヌ)コト ヂャ ノ」(出典:天草本平家(1592)一)
    2. 「げんこ取(とり)はごんせぬか。そりゃどんな鳥でござんすへ。是はかからぬ」(出典:浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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