カタナンケ(その他表記)Catananche caerulea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カタナンケ」の意味・わかりやすい解説

カタナンケ
Catananche caerulea

キク科の1属名で5種が含まれるが,園芸上は普通,ルリニガナをさす。南ヨーロッパに自生する多年草で,葉は披針形または線形で叢生する。 40~60cmの花茎を伸ばし,茎頂に直径 5cm前後の頭状花をつける。頭状花は淡青色で中心部は黒紫色。ほかに白花品種もある。舌状花のみで形成され,乾質で花後ドライフラワーになる。高温多湿にやや弱く,日当りのよい乾燥地を好む。過湿に注意する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android