法則の辞典 「カダノフのスケール則」の解説 カダノフのスケール則【Kadanoff's scale rule】 臨界温度近傍における強磁性体においては,それぞれのスピン間に強い相関が現れるので,マクロなブロックスピン単位の熱揺動が空間的に出現する.このブロックの大きさを L,各スピンを σi としたとき,ブロックスピンμn は Ld-xσi で表されるが,微細な構造よりもこのブロックスピンが,エネルギーなどの熱力学的諸量を記述するに当たって重要となる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報