カダノフのスケール則(その他表記)Kadanoff's scale rule

法則の辞典 「カダノフのスケール則」の解説

カダノフのスケール則【Kadanoff's scale rule】

臨界温度近傍における強磁性体においては,それぞれのスピン間に強い相関が現れるので,マクロなブロックスピン単位の熱揺動が空間的に出現する.このブロックの大きさを L,各スピンを σi としたとき,ブロックスピンμnLdxσi で表されるが,微細な構造よりもこのブロックスピンが,エネルギーなどの熱力学的諸量を記述するに当たって重要となる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む